令和4年11月24日(木)に開催された11月度安全・防犯委員会は、冒頭で小俣交番・柿原所長にお越しいただき、昨今の城田地区内での犯罪発生状況についてお話をいただきました。
小俣地区と城田地区を兼務している小俣交番。小俣と比べれば城田は静か…という印象ではあるものの、令和4年4月1日~10月31日の間には15件の窃盗事件が発生しています。
内訳は、空き巣・金庫破り・置き引き・訪問盗・器物損壊・万引など。自転車の窃盗被害は18件となっていますが、実際はもっと多いはずなので、自転車を盗まれた時は面倒がらずに警察へ届けるようにして欲しいとの事です。
交通事故は相変わらず多くて、上記の期間で人身事故が7件、物損事故は137件発生しています。
特殊詐欺も減っていないようで、上記の期間に伊勢市だけで9件、計799万円もの被害が発生しています。一人暮らしの高齢者だと相談する人がいなくて、結果、被害に遭ってしまう確率が上がります。
最近では金融機関等でも気を付けていて、不審な様子があれば声を掛けるようにして被害を未然に防いだ事例もあるそうです(城田郵便局)。
更に最近多いのが、女子高生に身体接触してくる犯罪です。明野高校の生徒が何人も被害に遭っています。携帯メールの注意情報でご覧になった方もいるのではないでしょうか。
今年で見ると、市内で子ども等が不審者から声を掛けられる事例が1月から既に44件発生。令和3年は1年で58件だったので、増加しています。
地域の目で見守り活動を行う第一段階として、まずは子どもに関心を持ってもらう事が必要です。住民同士、お互いの顔を知っている、声を掛け合える関係も理想です。自主防犯活動団体を設置するにはまだまだハードルが高い部分もありますが…。
パトロールというほどの行動でなくても、散歩や買い物の時間を子どもの下校時間に合わせるなど、出来る事から取り組んでみるのはどうでしょうか。子どもは見知った大人の姿があれば安心できます。
また、『SOSの家』は、子どもたちが怖い思いをして、いざという時に駆け込める場所になります。もし協力依頼があれば、快諾いただければ幸いです。
・・・小俣交番 柿原所長からは以上のようなお話があり、その後、委員からの質問等にもお答えいただきました。